賠償金は弁護士と

交通事故による低髄液圧症候群の賠償金は弁護士と相談を

交通事故で発生する損害賠償金を計算する基準には加害者が主張する任保険基準と被害者が主張する弁護士基準があり、法廷で争われることが多いです。
任意保険基準は、加害者が任意で加入している保険会社で定める基準のことです。
弁護士基準は、交通事故の損害賠償金について裁判になったときに使われる基準のことです。

加害者が加入している保険会社が主張する損害賠償金額は任意保険基準で計算されたもので、どの保険会社で提示する損害賠償金額も裁判を起こして弁護士が提示する弁護士基準で計算した損害賠償金額よりも低い金額になります。

人間の頭蓋骨の中には脳が納まっていますが、脳は幾つかの膜が覆っています。
脳の一番内側の膜と二番目に内側の膜の間は、脳脊髄液という液体で満たされています。
つまり脳は脳脊髄液という液体の中で浮かんでいます。
脳脊髄液という液体は脳を様々な衝撃から守っています。
低髄液圧症候群とはこの脳脊髄液がなんらかの原因で漏れ出すことにより脳脊髄液が減ってしまい様々な症状を引き起こす状態の事をいいます。
脳の浮かべていた脳脊髄液が減ってしまうと、衝撃で脳が動きやすくなってしまいます。
浮かんでいた脳が下がると脳の神経や血管などが刺激を受けて頭痛や目まいを引き起こしたり、集中力が低下したりするなどといった、色々な症状が出てきます。
特徴としては立つことや、座ることがきっかけで頭痛がすることがあります。
他に出てくる症状としては頸部痛や耳鳴り、視機能障害、倦怠感などがあります。

近年になって、交通事故に遭ってむちうちになることが原因で低髄液圧症候群が発生することがあるということが分かってきています。
今日では、厚生労働省の科学研究室が低髄液圧症候群の治療方法や診断を確立させる研究を行っており、むちうち症と関連している症状のガイドラインを作成しています。

しかし現時点ではまだ、低髄液圧症候群の治療方法や診断が確立されていないことや、交通事故に遭ってむちうち症になることが原因であることがはっきりしていなかったことから、交通事故の加害者の保険会社は損害賠償金の請求を拒み、裁判所も損害賠償金の請求を認定しないことが多いのが現状です。

しかし、厚生労働省の科学研究室で治療方法や診断のガイドラインが整うと、低髄液圧症候群についての認識は急速に高まることが期待されます。
交通事故の損害賠償金の請求を認定された判決も出てきているので、弁護士に相談する必要あります。”